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寒い季節に向かいますが、冷え込む京都の町中で、
たまに、祇園囃子が聞こえることもございます。
12:28頃、烏丸通りを横断するとき、ふと見ると、孟宗山がすでに解体中で、
骨組みだけに。
速っ! さすが今年の山一番。
12:35頃、町内に戻ると、ちょうど、函谷鉾が通るところでした。
大通りから、少し見上げて全体を見るのも良いですが、
さすがに間近で見る迫力は違いますねぇ。
ふと見ると、上七軒の舞妓さん、市照さん(左)と市まめさん(右)が!
今年も町内のおばんざいやさんに、こられてたようです。
いつも、このお二人、一緒にいらっしゃるようですね。
去年に、とある、町おこしのイベントで出囃子に行ったときも、このお二人が
来られて、まぁ、それもそのはず、市照さんは市まめさんのブログに感銘を
受けてか、高校を中退までして、舞子さんを志望されたようですから。
姉さんと妹の関係なんですね。
それにしても、南観音山となんとなくご縁があるのかなぁ?(笑
14:20頃 とうとう南観音山が町内に戻って参りました。
観音様、善財童子さん、お疲れ様でした。
無事、町内に戻ってくる事が出来ました。
あとは片づけが何事もなく終えることが出来、この後の
行事も、無事終わることが出来ればと思います。
今年、天水引の刺繍をされた、神事役の木村さんから、挨拶と三本締めで、
巡行の幕を閉じます。
今年は本当に暑くて、みなさん大変だったと思います。
でも、久しぶりに山鉾にビニールのかかっていない状態で、
懸装品がしっかり見ることが出来て良かったと思います。
巡行が終わると、すぐに片づけが始まります。
懸装品や装飾品が取り外されます。
翌日も早朝から解体が始まり、昼頃には、すべて片づけられ、
普通に車が通るようになります。
また、来年まで、ゆっくりと倉で休んでもらいましょう。
今年の新町通の巡行の様子をダイジェストにしてみました。
鶏鉾、綾傘鉾、月鉾、蟷螂山、伯牙山、菊水鉾、岩戸山、船鉾、
放下鉾、南観音山の順番に登場しております。
綾傘鉾の棒振囃子、蟷螂山のからくり、放下鉾の稚児人形による
稚児舞いを収録しております。多くの囃子方さんたちが手を振って
くださったり、会釈していただいてるのがうれしいです。
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今年は、32基すべての山鉾を撮影する! と言うのが目標で、なぜなら、
ホームページ立ち上げ時からやりたかった、山鉾一覧を作りたいんですね。
まぁ、その手のガイドブックをご覧になった方が、詳しくてわかりやすいと
思うんですが、そこはそれ、独自の見方と解説で、山鉾カタログを作りた
いんですよね。
まぁ、今年の巡行では、だいぶ割愛させていただき、いくつかピックアップ
して紹介したいと思います。いずれ、山鉾カタログはコンテンツの一つとして、
アップする予定です。(いつになるかわかりませんが)
堂々としたライオンの前掛けで注目を浴びる、芦刈山です。
「芦を刈る」様子のご神体ですが、「悪しきを刈り取る」の意味も含まれるとか。
この芦刈山ですが、なにやら、兵庫県尼崎市の尼崎中央4丁目商店街にて、
レプリカが展示されて、17日の巡行当日には、夕方17:00から、商店街にて
巡行が行われたらしいです。
しかも去年からされてるイベントのようで、もともと、尼崎市の寺町にある、
大覚寺とゆかりがあるらしく、「芦刈山」の2分の1の大きさのレプリカが保存さ
れており、昨年から中央商店街にて展示と、大覚寺まで巡行されてるとのこと。
展示は、16日、17日(4番街子供服まつや前)
巡行は17日の17時から行われたとのことです。
見たい~ だれか、youtubeに動画アップして~(笑
巡行順は、毎年、7番目か15番目のどちらかになる、綾傘鉾。
今年は、傘二番で、四条傘鉾とのくじ取りにより、傘一番、傘二番が決まります。
特徴あるお囃子と、囃子方の変わらない浴衣の柄で、個人的に好きな
山鉾の一つです。
長刀鉾は、祇園祭に唯一の生稚児と言われてますが、こちら綾傘鉾にも、
6人の生稚児がいらっしゃいますし、神幸祭、還幸祭の神輿に供奉する
お稚児さんも、2人いらっしゃるんですよね。
ちょっととらえかたが、異なるかもしれませんが。
さて、今年の綾傘鉾の巡行ですが、2基ある傘ですが、傘の前後の順番が
逆らしいです。と言うのも、人間国宝の染織家である、森口華弘さんの寄贈
による作品、「四季の花」が前方になってるんですが、2月になくなられたらしく、
追悼の意を込め、今年は前にして巡行されたそうです。
もともとは、森口さんの「四季の花」が、前を巡行してたらしいんですが、
1992年に、もう1基の「飛天の図」が地元の有志により寄贈され、後ろに
回ったらしいです。
ちなみに、「四季の花」の上部に飾られている金の鶏、金鶏像がご神体で、
よく見ると左足で立って、右足で卵をつかんでます。
森口華弘さんのご冥福をお祈りします。
巡行31番目の浄妙山です。今年は、南観音山の一つ前です。
宇治川、宇治橋での浄妙坊と一来法師の戦いを描いた舁山。
橋弁慶山と同じような構成で、ご神体2体が戦っている様子ですが、こちら、
浄妙坊の頭の上で手だけでもう1体を支えており、見てるだけでヒヤヒヤす
るんですが、実際、そうとう苦労されているようです。
以前、明倫夜話の座で、理事長の高谷さんのお話でも出ましたが、
橋弁慶山と間違われやすいというのも、苦労されてるらしいです。
通りも1本違うだけですしね(笑
ちなみに、ガイドブック等では、舁山で一番重いと表記されてることがある
ようで、確かに部品点数は多そうで、橋弁慶山と違い、ご神体2体とも、
鎧が着せてあったり、傘があったり、柳があったり、橋の上には合戦を連想
させる、矢が何本も刺さってあったりしますから、たしかに部品点数が多そう
で重そうですが、今年、初めて行われた重量測定での結果、
浄妙山は、0.78トン で、舁山では5番目に重かったようです。
まぁ、この辺のネタは、また、追々・・・。
さいごに、写真をご覧いただくとわかるんですが、今年の浄妙山の
舁手さんたち、よく見ると全員、外国の方なんです。
どこの山鉾も、外国人ボランティアが何人かはいらっしゃるんですが、
一つの山鉾を外国人だけに任せるのは今回が初めてだそうで、12カ国から、
25人が参加されたそうです。
一度、曳手、舁手を経験した外国の方、2年目も、この祇園祭の為に
わざわざ来日される方もいらっしゃるとか。
日本文化に興味を持っていただき、実際に参加していただき、ありがたい話です。
そうこうしてると、いよいよ、殿の南観音山が見えて参りました。
いやぁ、とうとうやってきたか。
9:30頃に長刀鉾が通過して、12:10頃に南観音山が通過していきます。
長かったような、あっという間だったような・・・
ふと、観覧席の周りを見ると、半分ほどの方が帰ってる(笑
まぁ、御池の観覧席に至っては、がらがらになってるんですけどね(笑
南観音山が通過すると、余韻を楽しむ間もなく、バタバタっと観覧席の
撤収作業が始まりました。
このまま、錦市場を西に進み、町内へ戻ります。
さすがに人が多くて、なかなか進みませんでした。
烏丸~河原町間の地下道を通るのが正解でした。
後編へ続きます。
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今年は事情により、基本的にはお祭り参加を休会という扱いをさせてもらって
おり、巡行にも鉾には乗らず、今年は観光客として、山鉾巡行を楽しませても
らいました。
観覧場所は、四条寺町の御旅所の観覧席。
ここは、御池の有料観覧席とは違って、八坂神社や商店街等の関係者や
招待客しか観覧できないところなんですが、もう、後にも先にも、今年ぐら
いしか、こんなにゆっくり観覧できるチャンスはないだろうと思って、そこは
大人の力を利用して、観覧券を入手(笑
観覧券には、9:00会場と書かれてますが、8:00頃から行った方が良い
かもと、教えてもらったので、早起きして、カメラや暑さ対策の準備をして、
普段使い慣れてない、ビデオカメラを借りて、埃のかぶった三脚を用意して、
朝ご飯を食べ始めました。
前日に大丸地下のドンクで買った、車輪のパン。
車輪のとこは、クッキーで、底のパン生地は、抹茶風味の蒸しパンみたいで、
ボリュームもあって、おいしかった~
この時期よく、祇園祭限定! とかって、謳ってる商品がありますが、
どう祇園祭なのかわからない中、これは本当に祇園祭限定なので、
すばらしいです。
13日~17日の限定販売で、1日20個限定らしかったです。
来年も売られるのかな?
車輪のパンを視覚的に楽しみつつ、味わいつつ、そうそうに、
ほな行ってくるわと家を出て、天水引を四神に準備中の南観音山を
横目に、四条通へ向かいます
道中で放下鉾、月鉾、函谷鉾を見て回りますが、巡行当日、朝の鉾を見る
のなんて、初めてです。
お日さんで、稚児人形が痛まないようにか、ちゃんと、暖簾のようなので
覆われてるんですね。
長刀鉾の町会所では、禿(かむろ)のお一人を発見。
お稚児さんのボディーガードと言うことで、お役目がんばってね!
このまま、四条通を東へ進みますが、さすが、くじ改めの場所では、
8:00前にもかかわらず、もうすでに場所取りというか、待ちかまえて
られる方がたくさんいらっしゃいました。
8:05頃、現場に到着
ひえ~、もう、けっこう並ばれてる! でも、いすの準備がまだまだ(笑
しかも、車もビュンビュン、とおってる。 まぁ、まだそんなもんか。
8:30頃からかな? 車両が入られんようになって、8:45頃、信号機がたた
まれていきます。 巡行の時、南観音山のあとについて、信号を戻されるとい
うのは、いつも見てる風景ですが、巡行前の様子を見るのは初めてでした。
入場を待っている間、なんどか、宮司さんが、もう少しお待ちくださいとのアナ
ウンスがてら、「前の席は、日焼けはするわ、見上げなあかんわで、ええとは
きぎりませんよ。 後ろの方が、日陰で見上げなくて良いから、見やすいです
よ~」と、舞台の前説のように和ませてくれたりしてるうちに、8:50に入場開始。
最前列はさすがにすぐに埋まってしまい、2列目に座ることが出来ました。
そうこうしてるうちに、巡行が始まったようです。
とおくで歓声があったと思ったら、注連縄切りが!
しまった・・見逃してしまった・・・・
と、いっても、とおいので、雰囲気しかわからんのですが。
お稚児さんと禿。 凛々しい! 凛々しすぎる!!
御幣は、金ぴかをイメージしがちですが、白幣なんですね。
屋根の上の網隠しは、巡行当日は赤色ですが、曳き初めの時は
白色でしたね。
今年、山一番の孟宗山。
病気のお母さんに好物の筍を食べさせてあげようと、厳冬での竹林をさまよい
探し求めて、持ち帰って食べさせてあげたら、病気が治ったというお話の山らし
いんですが、真松には、綿が多数取り付けてあり、ご神体のかぶった笠にも、
綿の雪がたくさん積もらせてあり、この暑い巡行に、何とも涼しげな、舁山です。
中編へ続きます。
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町会所、二階から見渡すと、けっこうたくさんの方にお越しいただいてますが、
やっぱり心持ち、平日やから少なめかな? って感じでした。
さてさて、日和神楽から戻り、着替えて、ホッとするもつかの間。
あばれ観音 担当責任者より、絶対に事故の無いようにと、
説明と注意があります。
もし、事故があったり観光客のかたが怪我をされたりすると、
この行事が中止になったりするといけないので、それだけは
さけないといけないので、かなり慎重になっています。
もう、「あばれ観音」ではなく、「あばれない観音」ぐらいが
良いんですとのこと(笑
このあと、各班に分かれ、蓮台を担ぐ立ち位置を決めたり、
ワッショイのシミュレーションをします。
23:20頃、いよいよ始まります。
観音さんの前を抱っこして、走られてるのは、善財童子さんです。
その後ろを、他の山鉾のご神体でいう、南観音山の観音様、
楊柳観音像(ようりゅうかんのんぞう)を蓮台にくくりつけ、
布で傷が付かないように保護し、神輿のように担ぎ、走り回ります。
走り回ると言っても、近年では安全のため、ほとんど走らず、小走り
程度です。
なぜ、このような奇妙な行事をするのかは、はっきりわかって
いないようです。
僕たちの笑い話では、昔の人ら、酒に酔っぱらって、いきなり、担ぎ出し
たんかなぁ、とかって、言ったりもしてます。
(来年発売のガイドブックには、こんな諸説も、と書かれるかな(笑 )
無事町内を担がれた後は、お山の上で、しっかりと固定されます。
柱で隠れて見えませんが、お隣には、善財童子さんもいらっしゃいます。
明日の巡行は、良い天気で、事故がないように・・・・
ちなみに、こちら、去年の様子ですが、観音さんの準備から、
町会所へ戻ってくるまでの様子をまとめております。
なかなか、見られない、準備やあとの様子は必見です。
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